2018年読書備忘録

明けましておめでとうございます。

今年も感じた気持ちを正直に言葉にしていくのが目標です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

新年最初は、去年までに書きたかった記事。

《2018年の読書まとめ》を。

 

 

《新年1冊目は、まさかの『クリスマス・キャロル』》

2017年の12/25のために図書館で借りたはずが、まさかの年越しになってしまったクリスマス本。そういえばそうだったなぁと2018年の1月を振り返りつつ、まったく覚えていない自分に一番の衝撃を受けました。


《ハリポタ完読!》
2016年の6月から、遅々として読み進めていたハリポタ。読み終わったのは、2018年の1月10日でした。

つまり、約1年半、ハリポタワールドを堪能していたことになる計算。ゆっくり読んだなぁ…。
ハリポタ旋風が巻き起こったのは、私が高校生の時。

流行りものに乗っかるのが嫌だった私は、いろいろ難癖をつけて読まなかったのでした。読んだら負けとすら思っていた。何と戦ってんのよ。

あの時の私に言いたい。意固地になってもいいことないよ、素直になっちゃえよ、と。

原作読まないと意味わからないから!細かな伏線回収に感動するから!!読めよ!!!!(←タイムマシンに乗って叫ぶ)

とにかく、おもしろかった。

良き読書でした。


野村美月『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』で、切ない打ち切りを体験する》
リアルタイムで刊行されていた当時、4巻以降は買わなかったシリーズだった。

吸血の衝動に駆られる詩也の姿が、性欲に負ける男性のイメージと重なり、嫌悪感から読めなくなってしまったのだ。

あと、なんだかんだで続くと思っていた。文学少女で人気を博した野村美月先生だったし。

それがまさか、5巻で打ち切りになっていたなんて…。
5巻でおもしろくなってきただけに、打ち切りを知らされたあとがきの衝撃たるやすごかった。リアルタイムの読者なんて、その何百倍もの衝撃だっただろうけど。

救いだったのは、続きの物語が1冊出版されていたこと。ダイジェストではあるけど、「こういう物語にする予定だった」話をエピソード形式で読むことができて切なかった。

正直言って、めちゃくちゃ泣いた。本を読んで泣いたのは、ソーニャ文庫の『誘拐結婚』に続いて2冊目。気づいたら、物語に引き込まれて泣いていた。

なぜ雫が詩也に執着するのか、ずっとわからなかった。

本編を読んでいた時は、もしかしたら詩也と綾音の恋は結ばれないんじゃないかとすら思っていたほど、雫の存在感が圧倒的だった。

実は、雫のかつての恋人が、詩也の前世だったなんて。

本編でちゃんと読みたかった。刊行当時、野村先生を信じて買えば良かった。あんな後悔ってない。

雫と愛を誓い合ったはずの九郎。再会する前に殺されてしまった。その死別の場面が、切なくて。今こうして書いていても、また涙が出そうだ。ぎゅっと胸が苦しくなる。

面白く読んでいた読者にとって、打ち切りは切なくて残酷だと思い知ったシリーズとなった。


《2018年の作家読みは、三川みりさん》

毎年、誰か一人は作家読みをする。気になった作家の作品を全部読むのだ。2018年の作家読みは、三川みりだった。
ずっと気になっていた角川ビーンズ文庫のシリーズ『シュガーアップル・フェアリーテイル』。長編シリーズを数多く出版している作家さんは、期待が持てる。

シュガアプ、封鬼花伝、箱入り王女の災難、単発の作品…三川さんの作品をほとんど読んだ。

総合的な感想は、「私には合わない」。

非常に残念なことに、三川さんの作品は好きになれなかった。

思うにこの作家さん、 キャラクター造形と話の展開が全体的に甘い。ユニークで魅力的な設定を生み出すことには、長けていると思う。けど、あまりに作家都合で物語が進みすぎる。キャラクターの心理描写も幼い。そのため、話の盛り上がりですら入り込めず、完全な他人事読書になってしまい、読み進めるのがしんどかった。一番好みだった箱入り王女の災難は打ち切りのような形で終わってしまったし、お花畑全開の『一華後宮料理帖』に人気が出てる現状に、呆然とする。

お好きな方ごめんなさい。

人気のシリーズ『一華後宮料理帖』の1巻を読んで、「もうこの人の作品を読むのはやめよう」と決めた。シュガアプの途中あたりからモヤモヤし始め、封鬼花伝で主人公の幼さにドン引きし、箱入り王女の災難で持ち直したものの、一華後宮料理帖で再び引いてしまい、読み進めるのが困難になってしまったのだ。

絶対おもしろいと思って期待して読んだ作家さんだったから、落胆も大きかった。三川みり作品を楽しめない自分が悲しかった。ただただ残念だった。
シュガアプのあきさんのイラストが可愛かったので、ファッション読書的に集めるのはいいかもと思ってます(悲)。


気を取り直して。


姫神さまシリーズの再読制覇!》
2018年4月より、学生の頃に大好きだった少女小説姫神さまに願いを』(藤原眞莉)を読み始め、 12月7日に読み終えました。読み応えのある戦国ファンタジーに打ち震えている様子は、こちら のブログ記事で。


《海外の女性作家の作品がおもしろすぎた》
ケルスティン・ギア、シャンナ・スウェンドソン、スーザン・イーリア・マクニール…。魅力的な海外の作家さんに出会えたことがとても幸せだった。
『夫に出会わないためのTO DO リスト』(ケルスティン・ギア) はタイムトラベルもののファンタジー、かつ「運命の人とはどう( マイナス方向に)頑張っても結ばれちゃう」というラブ・コメディだ。ハリウッドで映画化とかしそう。主人公の友人が、運命の人を気取る遊び人に、変なスピリチュアル治療をほどこされている様子がユーモアに描かれていて笑った。
『ニューヨークの妖精物語』(シャンナ・スウェンドソン)は、妖精界と人間界のはざまをリアルに描いていて驚いた。この作家さんはいろいろ勉強しているのだろう。そして、セントラルパークに行きたくなる。
スーザン・イーリア・マクニールは先日の記事に熱い想いをこめたので割愛する。


《安定の白川紺子さん》
後宮の烏』『下鴨アンティーク』『契約結婚はじめました』… どれをとってもおもしろく、安心して楽しめた。
個人的には、コバルト時代の作品より、オレンジ作品の方が白川さんらしさがにじみ出ている気がしておもしろいと思う。twitterからも着物大好きな様子が伝わってきて、『下鴨アンティーク』はこの人あっての作品だなと感じました。


《『騎士団長殺し』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』をじっくり味わう》
村上春樹作品は長編が好きだ。というわけで、気になっていた二作品をゆっくり読み進めた。

イデアという概念には馴染みづらかったけど、騎士団長の「~~あらない」という言葉づかいが好きだった。コミカルで可愛い。
『世界の終りと~』は最後、主人公が現実に帰ってきてほしかったな。

 

 

そんな感じの読書をした2018年。
他にも、あんびるやすこさんの『魔法の庭ものがたり』シリーズ、篠原美季さんの『英国妖異譚』シリーズ、福永令三さんの『クレヨン王国』シリーズなどを読み進めました。シリーズ読みは今年も進行中。
今年は十二国記の待望の新刊も出るので、『魔性の子』から読もうと思っています。
2019年の作家読みは、まだ決めていません。誰にしようかな。今のところ、藤原眞莉さんになりそうだけど、どうだろう。

 

好きな物語に埋もれるような読書ライフが送れたらいいな。